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移り変わる言葉の意味

会社の経営が傾いた時、人件費というのは真っ先に削減の矢面に立ってしまうものですが、国はなかなかそうはいかないものです。諸外国がどうかは定かではありませんが、特に日本ではお金の話をするのは下品な事とされている為、人件費1つとってもなかなか切り出しにくいという面があります。
一般生活においても、下品とまではいかないまでも、デリケートな話題である事に変わりはありません。積極的にお金の話をする人は、やはり下品な人だという印象を周囲に与えてしまいます。これはある意味で日本の風習に近いとも言えます。
『ケチ』という言葉も、そういった風習が基礎になっていて、辞書には『むやみに金品を惜しむこと。また、そういう人や、そのさま』とあります。また、相手に抗議する場合も『ケチを付ける』という風に使用されることがあり、この場合のケチもマイナスの印象として使用されていることが分かります。
しかし、ケチであろうとなかろうと、お金の話をしようがしまいが、下品な人は何処まで行っても下品ですし、上品な人はそのまま上品ともいえます。金銭や物品の有無で左右される問題ではなかったりするのですが、金品という分かりやすい記号があるからこそ定着した言葉といえ、また、金銭は一部の権力者が持っているというイメージから来ている部分もあるのかもしれません。
しかしこういった風習は近年になって、社会的には随分と改善してきていると感じる事が多いですね。国の予算など以前と比べて随分透明になりましたし、金融トラブルも随分と軽減されました。これは確実に金銭に関する印象が変わってきている状況の一つといえます。ですが、未だ個人レベルではそういった風習が根強かったりするのも事実で、そういった個人の積み重ねが、現在の日本のお財布事情に響いているのかもしれません。
例えば部屋の中にある小物入れなどをダンボールを再利用して作った物だとした場合、人によっては単なるリサイクルにしか感じないかも知れません。しかし、その一方で人によってはダンボール素材の風合いを活かしたデザインだと感じる場合もあります。捉え方によって様々ですが、考えてみれば一昔前なら『人によっては』という言葉を使うまでもなく、多くの人が同じ感じ方をしていたのではないでしょうか。物の価値観が変わっていくのと同時に、言葉の意味や印象も、時代によって変化していくようです。いつかはケチという言葉が良い印象の響きになる事や、お金に関する話題が下品と思われないということもあるのでしょうかね?


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芸術作品になる段ボールですが、そこのは強化段ボールの存在があったからできました